楽天市場の2大大型イベントと言えば「楽天スーパーSALE」と「お買い物マラソン」です。
スーパーSALEは、テレビCM等のメディア露出も多く、派手に開催されますが、お買い物マラソンも楽天市場全体で盛り上がる大々的なイベントです。
その他、年末になると大感謝祭、プロ野球のシーズン終了時の感謝祭等も盛大なイベントとして開催されています。
お買い物マラソンは毎月1回(月に2回開催の場合もあります)、スーパーSALEは3月・6月・9月・12月に開催されます。売上規模的には圧倒的にスーパーSALEの方が大きく、お買い物マラソンでは毎回イベント開催や広告予算が取れなくても、スーパーSALEのタイミングでは何か実施したいところです。
楽天市場本体のテレビCM等のプロモーションも大々的に実施されるので、集客・流通が大きくなるタイミングに便乗しましょう。
大型イベントの期間中、市場全体で連動するのは、買い回り件数に応じてポイントアップが増えたり、楽天側の主催でポイント2倍or3倍が実施されることがあります。店舗個別で全く何も開催しない場合でも、これらの影響でアクセス・売上に影響はあると思います。
しかし、せっかく流通が上がるタイミングなので、大型イベントに合わせて、各店舗でもSALEやポイントアップ、クーポン配布、限定商品の販売等の販売促進を行うと、より効果が見込めます。このタイミングを逃すのはもったいないので、各店舗でイベント・企画を開催しましょう。
大型イベントに合わせた広告は、かなり早めのリリース・購入・入稿が必要なので、2カ月前には購入したい広告を検討し、担当のECC様にも意思表示をしておくと、確保していただけるかもしれません。露出広告以外に、スーパーSALEサーチへの登録や、連動企画のクーポン申込等もしてみてはいかがでしょうか。
スーパーSALEサーチに登録する際は、規定以上の値下げ(二重価格)販売が必要です。
楽天市場の二重価格表示にはルールがあるので、タイミングを間違えると、二重価格表示が出来なくなる場合があります。(値下げ表示をする前に○日間の通常価格販売期間が必要等)
広告の性質とルールを理解した上で対処しないと、規約違反・購入不可・掲載不可となる可能性があるので、注意が必要です。
※二重価格の条件(こちらの記事を書いている時点での情報です。詳細はマニュアル画面にて確認してください。)
直近2週間で当該比較対照価格での販売実績があり、かつ、次の①もしくは②にあてはまるものであること。
①過去8週間のうち合計で4週間その価格での販売実績がある
②販売期間が8週間未満の場合、合計で販売期間の過半かつ2週間以上の販売実績がある
※値下げを明確に謳う為には、値下げ前の元価格での販売実績が最低2週間必要です。
※元価格での販売期間が不足していると、「通常5,000円の商品を、1万円のところ5,000円の様な虚偽の販売」と疑われることになります。
※その為、通常価格の設定は非常に慎重に行う必要があります。安直にメーカーでの価格変更に伴う値上げや値下げを行うと、購入した広告に入稿できなくなったり、審査が通らなくなる可能性、及び、違反行為とみなされる可能性があるので、くれぐれも注意してください。
※単純値下げ以外にも、セットやまとめ買いによる値引き表現にも規定があります。「4点単品購入なら合計○円のところセットで購入すると○円」の様な表現を行う場合は、必ずガイドラインを確認した上で、違反行為にならない様、注意しましょう。
大型イベント開催時、最も流通が上がるのは、初日と最終日です。その他、期間中に0と5の付く日があると、その日も盛り上がるタイミングです。
とにかく集客数・流通が市場全体で上がる期間なので、数量限定でのセールや、時間限定のタイムセール等でも良いので、赤字覚悟の目玉商品で集客して他商品への回遊を促す等、企画を考えてみてはいかがでしょうか?